2026年7月19日(晴れ)

今回は、チョウ目害虫対策として「STゼンターリ顆粒水和剤」を散布しました。
今年は今のところ野菜の生育は順調でしたが、ゴーヤの様子を確認していると、実に頭を突っ込んで夢中で食べている体長約2cmの青虫を発見しました。
チョウ目害虫は気付かないうちに複数発生していることも少なくありません。葉の裏に卵が産み付けられていたり、小さな幼虫が隠れていたりすることもあるため、被害が広がる前に防除することにしました。
STゼンターリ顆粒水和剤とは
STゼンターリ顆粒水和剤は、BT菌(バチルス・チューリンゲンシス菌)が作り出す成分を利用した微生物殺虫剤です。
チョウ目害虫の幼虫が薬剤の付着した葉を食べることで効果を発揮し、摂食を止めて被害の拡大を防ぎます。
化学合成殺虫剤とは作用の仕組みが異なり、有用昆虫などへの影響が比較的少ないことも特徴です。
また、適用作物は「野菜類」となっているため、家庭菜園でもさまざまな野菜に使用しやすい殺虫剤です。
今回散布した野菜

今回散布したのは次の4種類です。
- ゴーヤ
- きゅうり
- トマト
- オクラ
青虫が見つかったのはゴーヤだけでしたが、どの野菜も近い場所で栽培しているため、チョウ目害虫が飛来している可能性は十分考えられます。
被害が出てから慌てて対応するよりも、発生初期にまとめて防除したほうが被害を抑えやすいと考え、今回は4種類の野菜へ散布しました。
前回は、さやえんどうを栽培していました。記事はこちらから。
豆苗の種を育てたらどうなる?半年間育てて分かった意外な結末」
希釈倍率と作り方

今回は合計2Lの薬液を作成しました。
希釈倍率:1000倍 水2Lに対して2g
今回は展着剤としてダインも加用しました。
展着剤には、
・葉への付着性向上
・散布ムラの軽減
・雨による流亡軽減
といった役割があります。
※ダインはぶどう栽培でもよく使います。関連記事はこちらから。
家庭菜園のブドウ防除|サンボルドーの使い方と600倍希釈・散布方法を解説
今回実際に行った手順です。

① 水を2L入れる
最初に容器へ水を入れます。
薬剤を先に入れるとうまく混ざらないことがあるため、基本的には
「水 → 展着剤 → 薬剤」
の順で入れています。

② ダインをごく少量加え、撹拌する。
今回は付着性向上を目的として、ごく少量加用しました。

③ ゼンターリ顆粒水和剤を加える
1リットルの水に1g(添付のスプーン摺り切り2杯分を目安)を溶かすと1000倍液ができます。

今回は2リットル作るので、添付のスプーン摺り切り4杯分を溶かしました。

ゼンターリ顆粒水和剤を水に入れると容器の底に沈殿するので、棒をつかってよく撹拌します。

④ 蓄圧式噴霧器へ移す
これで準備完了です。
今回は蓄圧式噴霧器を使用しました。
家庭菜園では取り回しがしやすく、少量散布にも向いていると感じています。
BT剤を使うときのポイント
BT剤は、幼虫が葉を食べることで効果を発揮する殺虫剤です。
そのため、幼虫が大きく育ってからよりも、小さいうちに散布したほうが高い効果が期待できます。
また、葉の表だけでなく裏側にも幼虫が潜んでいることがあるため、葉の裏まで薬液が付くように丁寧に散布しました。
散布後すぐに害虫が落ちるタイプではありませんが、食害を止めて被害の拡大を防げる点がBT剤の大きな特徴です。
まとめ

今回は、ゴーヤで青虫を発見したことをきっかけに、STゼンターリ顆粒水和剤を散布しました。
家庭菜園では、害虫を1匹見つけた頃には周囲にも発生していることが少なくありません。特にチョウ目害虫は葉を食べるスピードが速いため、早めの対応が大切だと感じています。
今回はゴーヤだけでなく、きゅうり・トマト・オクラにもまとめて散布しました。
今後は食害が止まるか、新たな幼虫が発生しないかを観察し、効果についても追記していきたいと思います。
※うちベジではぶどう栽培を中心に紹介しています。最近の状況はこちらから。
ぶどうの現在の様子|袋掛けから約2週間後の生育状況を確認しました

