ぶどうの現在の様子|袋掛けから約2週間後の生育状況を確認しました

2026年7月18日(曇り)

袋掛けを行ってから約2週間が経過したため、現在のぶどうの生育状況を確認しました。

今年は芽吹きから開花まで昨年より早く進み、その後も病害の発生を最小限に抑えながら管理を続けてきました。

現在は果粒の肥大もほぼ終盤を迎え、品種によっては着色も始まっています。今回は栽培している4品種の様子を紹介します。

※うちベジではブドウを4品種栽培しています。
【ぶどう栽培のはじまり】|子どもの頃の夢から始まったおうちぶどう栽培


クイーンセブン

2026年7月18日クイーンセブン

クイーンセブンは、4品種の中で最も生育が早く進んでいます。

袋の窓から確認すると、果粒の約8割が赤く色づいており、順調に着色が進んでいました。

実際に袋を外して果房全体を確認したところ、中には赤黒く色づいた果粒も見られ、収穫が近づいていることが感じられます。

2026年7月18日クイーンセブン

一方で、房の内側に入り込んでしまった果粒がいくつか見受けられたため、房型はあまり良い仕上がりとは言えませんでした。摘粒のタイミングや粒の向きをもう少し工夫できれば、さらに見栄えの良い房に仕上げられたかもしれません。この点は来年以降の課題として活かしたいと思います。

現在のところ、裂果や病害虫による被害は確認されておらず、樹の状態も良好です。

このまま順調に成熟が進めば、4品種の中で最も早く収穫を迎えられそうです。

2026年7月26日クイーンセブン

他の房の着色状況を調べるために、袋を取って確認しました。こちらの房はすべて色づいています。
つまみ食いしたい気持ちをグッと抑えて、後1週間ほど待ちたいと思います。


BKシードレス

2026年7月18日BKシードレス

BKシードレスも現在の様子を確認しました。

昨年(2025年)は7月18日頃から果粒がうっすらと色づき始めていたため、今年はどの程度生育が進んでいるのか気になっていました。

2025年7月18日BKシードレス

袋の窓から複数の房を確認したところ、まだ着色は始まっていませんでした。しかし、果粒は順調に肥大しており、袋が果粒でパンパンになっている房も見られたため、一部は特大サイズの果実袋から特々大サイズへ交換しました。

BKシードレスは省力化品種とされており、自然に花ふるいが起こるため、摘粒をほとんど行わなくても適度な着粒数になるのが特徴です。今回確認した房も大きな手入れはしていませんが、果粒の並びが良く、バランスの取れた房に仕上がっていました。

現在のところ、果粒の肥大は順調で、病害虫による被害や裂果も確認されていません。このまま順調に生育すれば、これから徐々に黒色へと着色していくものと思われます。

昨年発生した縮果症について

昨年は、一部の房で縮果症と思われる症状が発生しました。

縮果症は、土壌水分が多い状態などにより、果粒への水分の出入りのバランスが崩れることで発生しやすいと考えられています。そのため、乾燥させすぎても、逆に水を与えすぎても良くなく、水分管理の難しさを改めて感じました。

特に露地に近い環境で栽培していると、その年の降雨量や気温によって適切な水分量は大きく変わります。毎年同じ管理では対応できないため、その年の気象条件や樹の状態を見ながら経験を積み重ね、自分なりの管理方法を見つけていきたいと思います。

今年はこのまま順調に成熟し、美しい黒色に色づいた房を収穫できることを期待しています。

2026年7月26日BKシードレス

約1週間後、房の状態を確認したところ、着色が始まってきました。

2026年7月26日BKシードレス

この房、よく見てみると、果粒に食害跡がありました。
摘粒して状態を確認しましたが、虫の姿は見当たりませんでした。他への食害跡や真新しい糞等も見当たらず、被害はこの果粒のみだったようです。
すでに食害した虫が移動したあとか、駆除されていた可能性も考えられますが、念のため定期的に袋を開けて房の状態を確認したいと思いました。


シャインマスカット

2026年7月18日シャインマスカット

シャインマスカットは袋の上から触れても一粒一粒に張りが感じられるようになりました。

まだ果皮は鮮やかな緑色ですが、果粒は肥大してきており、房全体にも十分なボリュームがあります。

昨年はジベレリン2回処理のみで栽培したところ、果粒の肥大が思うように進まなかったことから、今年はジベレリン2回処理に加え、フルメット処理を実施しました。

その結果、想定以上に果粒が肥大し、粒と粒の間にすき間がほとんどないほど詰まった房になってきました。見た目には迫力のある房になりましたが、このままさらに肥大が進むと、果粒同士が押し合って裂果や変形の原因になる可能性もあるため、少し心配しています。

現在のところ、袋掛け後も病害虫の発生はなく、生育は順調です。あとは収穫まで果粒が破裂することなく、美しい房のまま成熟してくれることを願っています。

今年の結果を踏まえ、来年は摘粒の量を見直し、より理想的な房づくりにつなげていきたいと思います。


ヌーベルローズ

2026年7月18日ヌーベルローズ

ヌーベルローズも順調に果粒が肥大しています。

袋の窓からはまだ着色は確認できませんでしたが、房全体にボリュームが出てきました。

赤色品種は着色が天候や気温の影響を受けやすいため、今後の気候に期待したいところです。病害虫の被害や裂果もなく、このまま美しい赤色に色づいてくれることを願っています。

2026年7月26日ヌーベルローズ

縮果症を思われる症状が出ました。果粒がシワシワになっています。明らかに果粒に張りがありません。少し触るとポロっと脱落してしまいました。こうなってしまった原因と考えられるのが、ダニ被害に伴う葉の撤去。結果、本来であれば根から吸い上げた水分は葉から蒸散されますが、葉の枚数が減ったことで蒸散量が不足し、水分のバランスが崩れた可能性があります。


現在の管理

袋掛け後は大きな作業は少なくなりますが、毎日見回りながら次の点を確認しています。

  • 袋が破れたり外れたりしていないか
  • 病害虫の発生はないか
  • 裂果している果粒はないか
  • 新梢が伸びていないか

また、夏場は高温が続くため、極端な乾燥や急激な水分変化にも注意しています。

ここまで春先の芽かきから始まり、誘引、摘心、花穂整形、ジベレリン処理、摘粒、防除、袋掛けと、一つひとつの作業を積み重ねてきました。

大きなトラブルもなくここまで育ってくれたので、あとは収穫の日を迎えるだけです。

今年の出来栄えが今からとても楽しみです。

※前回作業の袋掛けの様子はこちらから。
ぶどうの袋掛け|有色袋・BIKOO・ポリ傘で病害虫とかすり症対策

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