2026年8月1日(晴れ)

今回は、鉢植えで育てている「クイーンセブン」を収穫しました。
今年で鉢植え2年目、4房を実らせることができました。
今回はそのうち2房だけを収穫。
残りの2房はもう少し様子を見ることにしました。
2年目の鉢植え栽培で、どのくらいの大きさ・糖度まで仕上がったのか、実際に測定してみます。
※前回までにブドウの様子はこちらから。
ぶどうの現在の様子|袋掛けから約2週間後の生育状況を確認しました
今年のクイーンセブン

クイーンセブンは着色が早く、他の品種に比べても早い段階から果粒に色が入り始めました。
袋をかけた状態でも徐々に色づいていく様子が確認でき、収穫時期が近づいていることが分かりました。
今回は4房のうち、状態を見ながら2房を先に収穫しました。
残りの2房は収穫時期による糖度や食味の違いを確認するため、もう少し樹上に残してみます。
収穫した2房を測定
今回収穫した2房について、房の重さ、糖度、果粒の大きさを測定しました。

管理番号:Q1
- 房の重さ:215g
- 糖度:20.6%
- 果粒の大きさ:約1.5cm

管理番号:Q4
- 房の重さ:166g
- 糖度:27.6%
- 果粒の大きさ:約3cm
同じ日に収穫した2房ですが、糖度にはかなり大きな差が出ました。
特に驚いたのが、管理番号:Q4の糖度27.6%です。
鉢植え2年目ということを考えると、ここまで糖度が上がったことには驚きました。
一方で、管理番号:Q1は糖度20.6%。
20%を超えているので十分甘く感じますが、房によってこれほど差が出るとは思いませんでした。
また、こちらの房には縮果症を思われる症状があり、実がシボみ着色していない粒が見られました。
※6月12日にベトファイターとジマンダイセンを散布した際の薬液跡が果粒に残っています。大豆大以降の散布は果粒の汚れとなるので今後は控えた方がよさそうです。関連記事はこちらから。
ベト病再発か?ベトファイターとジマンダイセンで梅雨前防除
果粒の大きさにも大きな違い

糖度だけでなく、果粒の大きさにも大きな違いがありました。
管理番号:Q1は約1.5cmだったのに対して、管理番号:Q4は約3cm。
同じクイーンセブンでも、房の状態によって果粒の肥大にかなり差が出ました。
今年は摘粒の重要性を改めて実感しました。
クイーンセブンは果粒が大きくなってくるため、房の中で粒同士が混み合ってしまうと、肥大するスペースが少なくなります。
今回の栽培でも、摘粒をしっかり行った房のほうが早く果粒が大きくなり、結果として糖度もしっかり乗ったように感じます。
※摘粒の記事はこちらから。
ぶどうの摘粒作業|600g房を目指して軸長8cm・40粒目安に調整
実食
収穫したクイーンセブンを、さっそく家族で食べてみました。
食味はかなり良く、皮が薄く、種なし。そして何より甘い。
特に糖度27.6%の房は、しっかりとした甘さを感じることができました。
皮ごと食べられるブドウの中には、皮が口に残るように感じたり、少しえぐみを感じたりする品種もあります。
今回収穫したクイーンセブンには、そのような感じがありませんでした。
皮が薄いため口に残りにくく、サラッと食べられるのが印象的です。
種もないので、皮ごとそのまま口に入れて食べられます。
家庭菜園で育てるブドウとして考えると、これはかなり嬉しいポイントです。
そして家族からの評判も上々。
「甘い」「おいしい」と好評で、みんなで食べていると、あっという間になくなってしまいました。
また、管理番号:Q1の房には、まだ完全に着色していない果粒もいくつか見られました。
着色が不十分な果粒なので、かなり酸っぱいのではないかと思いましたが、実際に食べてみると、特に酸っぱくて食べられないということはありませんでした。
完熟した果粒と比べると食味にやや張りがないように感じましたが、普通に食べられる程度です。
自分で育てたブドウを家族がおいしいと言って食べてくれるのは、家庭菜園ならではの嬉しさですね。
鉢植え2年目での収穫でしたが、「育ててよかった」と思えるクイーンセブンになりました。
鉢植え2年目でも収穫可能
今回の収穫で特に嬉しかったのは、鉢植え2年目でクイーンセブンを収穫できたことです。
地植えに比べると根域が限られる鉢植えですが、それでも果粒をしっかり肥大させ、20%を超える糖度まで仕上げることができました。
もちろん、まだまだ改善できるところはあります。
今回の結果を見る限り、来年は今年以上に摘粒を丁寧に行い、房の中に余裕を持たせることが重要になりそうです。
特に今回の2房では、
果粒約1.5cm・糖度20.6%
だった房と、
果粒約3cm・糖度27.6%
だった房で、かなり大きな差がありました。
もちろん糖度は房の位置や樹の状態、収穫時期などさまざまな条件によって変わるため、摘粒だけが糖度の差の原因とは言い切れません。
それでも、今年の栽培を通して「摘粒をしっかりしておくことの重要性」は強く感じました。
※クイーンセブンは雨やハダニに弱い印象です。2年目から収穫できますが、手厚い管理がおすすめです。2026年度うちベジ年間防除スケジュールはこちらから。
家庭菜園ブドウの防除暦|初心者でもできる年間病害虫対策
残り2房はもう少し様子見

今回は4房のうち2房だけを収穫しました。
残りの2房は、もう少し樹上に残してみます。
同じ樹で収穫時期をずらすことで、
- 糖度がさらに上がるのか
を確認してみたいと思います。
今回の収穫では糖度20.6%と27.6%という結果になりましたが、残りの2房がどこまで仕上がるのか楽しみです。
鉢植え2年目の収穫結果

今回の収穫結果をまとめます。
| 2026年8月1日収穫 | 管理番号:Q1 | 管理番号:Q4 |
| 房の重さ | 215g | 166g |
| 糖度 | 20.6% | 27.6% |
| 果粒の大きさ | 約1.5cm | 約3cm |
| 食味 | 甘い、サクサク | かなり甘い |
鉢植え2年目ということで、まだ樹自体も若いですが、無事に収穫までたどり着くことができました。
今年は「房を作る」だけでなく、どのように管理すれば果粒を大きくして、糖度を乗せられるのかという部分まで確認できたのが大きな収穫です。
来年は今年の経験を活かして、摘粒をさらに丁寧に行いたいと思います。
クイーンセブンは、栽培していても変化が分かりやすく、収穫までの過程も楽しめる品種でした。
鉢植えでもここまで育てられることが分かったので、これからも栽培を続けながら、さらに大きくて甘いクイーンセブンを目指していきたいと思います。
次回は、残している2房も収穫して、今回の2房と糖度や食味を比較してみます。
鉢植え2年目のクイーンセブン、まずは初収穫成功です!
※うちベジでは4品種を育てています。紹介ページはこちらから。
【ぶどう栽培のはじまり】|子どもの頃の夢から始まったおうちぶどう栽培
追記(2026年8月15日)
今日は、残していたクイーンセブンの2房を収穫しました。
これまで張りのあった果粒にも、少しずつしぼみが見られるようになってきました。
まだ樹上に置いておけば、さらに糖度が上がる可能性もありますが、このまま収穫を遅らせると、かえって果粒の張りが失われ、収穫のベストなタイミングを逃してしまうと判断しました。
そこで今回は、果粒の状態を優先して、残りの2房も収穫することにしました。
収穫した2房を測定

管理番号:Q2
- 房の重さ:258g
- 糖度:21.9%
- 果粒の大きさ:約3.4cm

管理番号:Q3
- 房の重さ:250g
- 糖度:25.1%
- 果粒の大きさ:約2cm
| 2026年8月15日収穫 | 管理番号:Q2 | 管理番号:Q3 |
| 房の重さ | 258g | 250g |
| 糖度 | 21.9% | 25.1% |
| 果粒の大きさ | 約3.4cm | 約2cm |
| 食味 | 甘い | 甘い、サクサク |
今回収穫した2房は、どちらも250gを超える重量になっていました。
色づきについては、緑色の果粒はほとんどなく、薄紫色から黒紫色までしっかりと着色しています。見た目からも、十分に熟していることが分かります。
糖度を測定してみると、前回記録した27%を超えることはありませんでしたが、今回の2房もどちらも20%を超える結果となりました。
食感については、果粒が小さいほうが一口で食べやすく、サクサクとした食感を楽しむことができました。果粒の大きさによって食べやすさにも違いがあり、今回の収穫では、小粒の房のほうが個人的には食べやすく感じました。
まとめ
| 管理番号:Q1 | 管理番号:Q2 | 管理番号:Q3 | 管理番号:Q4 | |
|---|---|---|---|---|
| 房の重さ | 215g | 258g | 250g | 166g |
| 糖度 | 20.6% | 21.9% | 25.1% | 27.6% |
| 果粒の大きさ | 約1.5cm | 約3.4cm | 約2cm | 約3cm |
| 食味 | 甘い、サクサク | 甘い | 甘い、サクサク | かなり甘い |
今回、クイーンセブンは鉢植え2年目で収穫することができました。
鉢植えで本当にぶどうを作ることができるのか、正直なところ不安もありました。そんな中で、実際に収穫までたどり着くことができたことは、大きな自信につながりました。
房の重さについては、若干小さめかなと感じるものの、糖度はどの房も20%を超える結果となりました。皮ごと食べることができ、甘さもしっかり。サクサクとした食感もあり、とてもおいしい品種だと感じました。
一方で、7月に入ってからはハダニやベト病の被害に悩まされました。特に葉の状態が悪くなったことで、最後まで無事に収穫できるのか心配な時期もありましたが、なんとか収穫までたどり着くことができました。
今回育ててみた印象では、BKシードレスと比べると耐病性はやや弱いように感じました。ただし、我が家の栽培環境では、屋根の構造上どうしても雨が入りやすい部分があります。そのため、品種そのものの耐病性だけでなく、栽培環境にも改善すべき点があると考えています。
それでも、今回の栽培を通して、クイーンセブンは手をかけて管理すれば、鉢植えでも十分に収穫まで持っていくことができる品種だと分かりました。
鉢植えでぶどう栽培を始めたいと考えている方にとっても、ひとつの参考になればと思います。
次年度は今年の経験を活かし、房の大きさや果粒の仕上がり、病害虫対策などをさらに改善して、今年以上に品質の良いクイーンセブンを収穫できるように挑戦したいと思います。

