
今回は、色鮮やかな葉柄が特徴の「スイスチャード」を窓際で水耕栽培してみました。
スイスチャードは、赤や黄色、オレンジなどカラフルな茎が美しく、家庭菜園でも人気の葉物野菜です。しかし、スーパーではあまり見かける機会がなく、「一度育ててみたい」と思い挑戦することにしました。
今回は100円ショップの商品を中心に使用し、植物育成用LEDライトは使わず、窓際から入る太陽光だけで収穫まで育てた様子をご紹介します。
スイスチャードとは
スイスチャードは葉物野菜で、ほうれん草の仲間です。
赤・黄・オレンジ・白など色鮮やかな葉柄が特徴で、観賞用としても楽しめるほど美しい野菜です。
クセや苦味は少なく、おひたしや炒め物、サラダ、スープなどさまざまな料理に利用できます。
比較的暑さにも強く、一度育ち始めると旺盛に生育するため、家庭菜園でも人気があります。
※前回は、バイアム(ひゆ菜)の記事を紹介しました。
バイアムの水耕栽培に挑戦|100均用品で育てて収穫・実食してみました
使用した栽培用品
今回も、できるだけ手軽に始められるよう100円ショップの商品を中心に使用しました。
- スイスチャードの種
- 鉢底ネット(5列×3列・15か所)
- A4サイズ発泡スチロール
- スクエア収納ボックスとフタ
- ろ過ウール
- ハイドロボール(小粒)
- 微粉ハイポネックス
※うちベジで使っている水耕栽培資材の紹介はこちらから
水耕栽培|容器づくりから本格運用まで詳しく解説【一度作ればずっと使える】
栽培環境

栽培場所は室内の窓際です。ドウシシャのメタルラックを使ってます。
植物育成用LEDライトは使用せず、窓から入る太陽光のみで育てました。
養液にはハイポネックスを1000倍に希釈した液肥を使用し、水位は根が常に吸水できる高さを保ちながら管理しました。
※ドウシシャ メタルルミナスラックの組み立て記事はこちらから。
スチールラックを組み立てて室内栽培環境を作ってみた【ドウシシャ編】
栽培方法
鉢底ネットへ水槽用ウールを詰め、その上へ種を数粒ずつまきました。
今回は5列×3列、合計15か所へ種をまいて育てています。
種は直径5mmほどの丸い形をしていますが、表面はデコボコしており、一見すると少し変わった形をしています。
袋を開けたときは種の数が少ないように感じましたが、栽培を始めてその理由が分かりました。
生育の様子
🟢 栽培1日目
種まきを行いました。
室内の窓際なので、春の日差しだけでどこまで育つのか楽しみです。
🟢 栽培8日目

発芽を確認しました。
スイスチャードは一つの種から複数の芽が出てきます。
最初は「なぜ一つの場所から何本も芽が出てくるのだろう」と不思議に思いましたが、これはスイスチャードの種が実際には複数の種子が集まった「果球(かきゅう)」と呼ばれる構造になっているためです。
そのため、一粒まくだけでも数本発芽することがあります。
🟢 栽培27日目

双葉が開くと、茎の色に違いが現れてきました。
黄色い茎や赤い茎など、それぞれ色が異なっており、小さな苗の頃からスイスチャードらしい特徴が見られました。
成長するにつれてどんな色になるのか、観察する楽しみもあります。
🟢 栽培50日目

本葉が3〜4枚ほどになった頃までは、茎が細くひょろひょろとして徒長気味でした。
今回は窓際の太陽光だけで育てていたため、日照量がやや不足していたことが原因だと思われます。
それでも枯れることなく少しずつ成長を続けました。
🟢 栽培67日目

気温が上がるにつれて、生育スピードも一気に速くなりました。
葉はほうれん草によく似た形になり、株全体にもボリュームが出てきました。
徒長気味だった株もしっかりした姿になり、順調に育っていることが分かります。
🟢 栽培99日目
今回はドウシシャ メタルルミナスラックの3段目で育てており、高さは約38cmありますが、大きな葉は棚に接触するようになってきました。そろそろ収穫したいと思います。
収穫
🟢 栽培99日目
収穫するため、棚からおろし、上から撮影してみました。思ったより濃い緑色の葉です。

茎は赤や黄色と色とりどりで綺麗です。

株元をハサミで切り取り、一度にすべて収穫しました。
収穫量は183gでした。
室内窓際の太陽光だけで育てたことを考えると、十分満足できる結果となりました。
実際に食べてみました
収穫したスイスチャードを調理して食べてみました。
葉はやわらかく、ほうれん草に近い食感ですが、アクやクセは少なく、とても食べやすい野菜です。
彩りも鮮やかなため、料理に加えるだけで見た目が華やかになります。
家庭で採れたばかりの新鮮な野菜をすぐ食卓へ並べられることは、水耕栽培ならではの魅力だと感じました。
実際に育ててみた感想

今回育ててみて最も印象に残ったのは、一粒の種から複数の芽が出てきたことです。
袋を開けたときは種の数が少なく感じましたが、一粒から数本発芽するため、実際には十分な株数を育てることができました。
また、双葉の頃から茎の色が赤や黄色などそれぞれ異なっており、成長を観察するだけでも楽しめました。
一方で、本葉が3〜4枚になる頃までは日照不足の影響と思われる徒長が見られました。
しかし、気温が高くなった5月以降は生育が一気に良くなり、葉も大きく広がって立派な株へ成長しました。
窓際の太陽光だけでも十分収穫まで育てることができましたが、生育初期は植物育成用LEDライトなどで光を補えば、さらに丈夫な苗になるかもしれません。
まとめ
今回育てたスイスチャードは、発芽後の成長はゆっくりでしたが、気温が上がるにつれて勢いよく育ち、窓際の太陽光だけでも183gを収穫することができました。
一粒の種から複数の芽が出ることや、赤や黄色など色鮮やかな茎など、栽培中も観察する楽しみが多い野菜でした。
また、収穫した葉はクセが少なく食べやすいため、家庭菜園にもぴったりです。
「カラフルな葉物野菜を育ててみたい」「100均用品を使って手軽に水耕栽培を始めてみたい」という方は、ぜひ一度スイスチャード栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。
※小松菜や三つ葉なども窓際水耕栽培で栽培可能です。
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