セロリ苗は水耕栽培できる?ホームセンターの土付き苗を室内で育ててみた

セロリ1苗174円(税込み)

結論から言うと、ホームセンターで購入した土付きのセロリ苗でも、水耕栽培で育てることはできました。

ただし、土をきれいに落として根を整えることや、成長後の置き場所・水位管理・香り対策には少し注意が必要です。

実際に育ててみると、セロリは想像以上に大きくなり、吸水量も多く、さらに室内では香りの存在感もかなり強めでした。
それでも最終的には収穫までたどり着くことができ、土付き苗からでも十分に水耕栽培を楽しめることがわかりました。

この記事では、ホームセンターで購入したセロリ苗を使って、
土付き苗を水耕栽培へ植え替える方法から、育てて感じた注意点、収穫までの流れをまとめます。


今回水耕栽培するセロリ苗

今回購入したのは、ホームセンターで販売されていたセロリの苗です。
ポットに土が入った一般的な苗で、そのままでは水耕栽培に使えないため、まずは根についた土を落とすところから始めました。

土栽培用の苗でも、根の状態を整えれば水耕栽培へ移行できるのか試してみます。


セロリ苗を水耕栽培に植え替える手順

葉に害虫がいないか確認し、根についた土をきれいに洗う

まずは、ポットからセロリの苗を取り出し、葉の裏や株元に害虫がついていないか確認しました。室内に持ち込んで育てる場合は、アブラムシや小さな虫をそのまま入れてしまわないよう、最初に軽くチェックしておくと安心です。

そのうえで、根のまわりにしっかり付いている土を、水でやさしく洗い流しました。
根のまわりにはしっかり土が付いているため、水でやさしく洗い流しました。

このとき、無理に引っ張ったり、強くこすったりすると細い根が傷みやすいので注意が必要です。
少しずつほぐしながら洗うことで、根をできるだけ残したまま土を落とせます。

水耕栽培では、土が残っていると水が汚れやすくなるため、根の間の土までなるべくきれいにしておくのがポイントです。

ただ、この作業は想像以上に大変でした。
今回は真冬の屋外で、バケツの中で土を洗い落とすことになったのですが、これがなかなかこたえました。

冷たい水の中で細かい根の土を落としていくのは、地味ですがかなりの根気がいります。
苗から水耕栽培へ移行する場合は、こうした最初の下準備がいちばんの試練かもしれません。

※苗やリボベジなど、外から植物を室内に持ち込む場合は、害虫を一緒に持ち込まないように注意が必要です。実際に、スーパーで購入した小松菜に虫がついていたこともありました。
気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
正月菜でリボべジに挑戦|スーパーで買った青菜を室内水耕栽培で再生してみる


根元をスポンジで固定する

土を洗い終えたら、次は苗を固定します。
今回は、根元の部分をスポンジで少しきつめに巻いて固定しました。

スポンジは、苗を支える役割があります。
ゆるすぎると株がぐらつき、きつすぎると茎を傷める可能性があるため、倒れない程度にしっかり固定するくらいがちょうどよさそうです。

今回使った容器は、子どもの誕生日でもらったデカプリンの容器です。
大きくてしっかりした容器だったので、水耕栽培に使ってみることにしました。

こうした色付きの容器は光の侵入を抑えやすく、藻の発生や水の傷みを防ぐのに役立ちます。
水耕栽培では、容器内に光が入りすぎると藻が発生しやすくなるため、こうした点は意外と大きなメリットです。

また、フタと容器が分かれている構造なので、フタを開ければ水位や根の伸び具合を観察しやすいのも便利でした。

苗を容器にセットすると、かなりそれっぽい見た目になりました。
土付きの苗でも、根を洗って固定すれば、家庭にあるものだけで水耕栽培を始められそうです。

今回はまず、無事に根付いてくれるかどうかが最初のポイントになります。
植え替え直後は環境の変化でしおれることもあるため、しばらくは様子を見ながら管理していきます。

なお、培養液には微粉ハイポネックスを1000倍に薄めたものを使用しました。

※水耕栽培では、水の傷みや根のトラブルにつながることがあります。
実際に、遮光対策を施していない白色容器を使って、水が汚れて根腐れしかけたこともありました。気になる方は、こちらの栽培記録も参考にしてみてください。
三つ葉を水耕栽培で育ててみた|途中で水が汚れ根腐れも経験した栽培記録


管理で気をつけたこと

今回のセロリは、土から水耕栽培へ移すという初めての試みだったため、特に次の3点に気をつけながら管理しました。

  • 水が濁ってこないか
  • 葉がしおれたり黄ばんだりしないか
  • 新しい根が伸びてくるか

最初のうちは、急に強い日差しに当てすぎず、明るい場所で慣らすようにしました。


2か月後には高さ30cm超えに成長

栽培を始めてから約2か月が経過すると、セロリは順調に成長し、草丈が30cmを超えるほどになってきました。

ここまで大きくなると、最初に置いていたスチールラックの天井に葉が当たるようになってしまいました。
セロリは葉が広がりながら上にも伸びていくため、想像以上に場所を取るようになります。

育成スペースが足りなくなってきたため、このタイミングで栽培場所を2階の寝室へ移動することにしました。

※うちベジで使用しているスチールラックの栽培環境づくりについては、こちらの記事で詳しくまとめています。室内で野菜を育てるための棚づくりや設置イメージが気になる方は、あわせて参考にしてみてください。
スチールラックを組み立てて室内栽培環境を作ってみた【ドウシシャ編】
スチールラックを組み立てて室内栽培環境を作ってみた【アイリスオーヤマ編】


栽培場所を移動して感じたこと

これまではスチールラック内で管理していましたが、葉が天井に当たる状態では、葉が傷んだり、窮屈になって生育に影響が出る可能性もあります。

そのため、より高さに余裕のある場所として、2階の寝室で育てることにしました。

室内栽培では、植物そのものの成長だけでなく、
「置き場所に収まるかどうか」も意外と重要なポイントです。

特にセロリのように葉が大きく広がる野菜は、育成ライトや棚の高さに対して余裕を持たせておく必要があると感じました。

また、葉が大きく広がると同時に吸水量もかなり増え、満水にしていても3日ほどで半分近くまで水が減ることもありました。
そのため、成長してからはこまめな水位確認が必要でした。


寝室に置くとセロリの香りがかなり強い

2階の寝室に移動して育てることにしたのですが、実際に置いてみると、セロリ特有の香りがかなり強く感じられるようになりました。

もともとセロリは香りの強い野菜ですが、寝室のようなややこもった空間に置くと、その香りがより際立ちます。
部屋に入った瞬間に「セロリがいる」とわかるレベルです。


セロリ好きにはたまらないけれど、苦手な人にはきついかも

セロリの香りが好きな人にとっては、かなり満足度の高い空間かもしれません。
いわば、“セロリに包まれる部屋”のような状態になります。

ただ、正直に言うと、普通に匂いは強いです。
好き嫌いが分かれる野菜だけに、苦手な人からすると「ちょっと臭い」と感じるレベルだと思います。

さらに最近、花粉症が少し改善してきたパートナーから「くさいからどけて」とお叱りを受け、さらに栽培場所を移動することになりました。

実際に育ててみて、セロリは見た目以上に存在感のある野菜だと感じました。

セロリ好きにはたまらない空間ですが、一般的には「ちょっと青臭い」を超えて、しっかりセロリです。


室内で育てるなら置き場所は意外と大事

今回の経験から、セロリを室内で水耕栽培する場合は、
日当たりや育成ライトだけでなく、置き場所の空気のこもりやすさも大事だと感じました。

特に寝室や閉め切りやすい部屋に置くと、香りがかなり残りやすくなります。
セロリが好きなら問題ありませんが、家族と共有する空間では少し注意が必要かもしれません。

育てやすさだけでなく、“匂いとの付き合い方”もセロリ栽培の一部だとわかりました。


水位が下がると葉焼けの原因になることも

成長して株が大きくなると、セロリは想像以上に水を吸うようになります。
そのため、水位が下がった状態を放置すると、培養液の濃度が上がりやすくなる点にも注意が必要です。

養液が濃くなりすぎると、葉焼けや根の傷み、場合によっては根腐れの原因になることがあります。

実際に私も、水位がかなり下がってから水やりが遅れてしまったことで、新葉に葉焼けが起きてしまいました。

順調に育っている時期ほど水の減りが早くなるため、
大きくなってからこそ水位管理をこまめに行うことが大切だと感じました。


収穫してみた結果

その後も育て続けた結果、無事に収穫までたどり着くことができました。

今回のセロリは、最終的に収穫量124gとなりました。
家庭での水耕栽培としては十分楽しめる量で、実際にここまで育ってくれたことにかなり満足しています。

苗からのスタートだったこともあり、最初からある程度しっかりした株だったのは大きかったと感じます。
一方で、途中で栽培場所を移動したり、水位管理に気を使ったりと、思った以上に手がかかる場面もありました。

それでも、土付き苗からここまで育てて収穫までいけたのは、かなり面白い経験でした。


実際に育てて感じた収穫の印象

今回育てたセロリは、市販のものと比べるとサイズ感や見た目に多少の違いはあるものの、
自分で育てたセロリを収穫できる満足感はかなり大きかったです。

特にセロリは香りのある野菜なので、育てている途中だけでなく、収穫したあとも「ちゃんとセロリになった」と実感しやすい野菜だと思いました。

栽培中は香りが強すぎて置き場所に悩まされることもありましたが、
最後にしっかり収穫できたことで、育てた苦労が報われた感じがありました。


まとめ|セロリの苗は水耕栽培に移行できる

今回は、ホームセンターで購入した土付きのセロリ苗を使って、水耕栽培に挑戦してみました。

今回行った流れは次のとおりです。

  • セロリ苗を購入
  • 葉に害虫がついていないか確認
  • 根についた土をきれいに洗う
  • 根元をスポンジで固定
  • 空き容器のフタを加工してセット
  • 成長に合わせて栽培場所を移動
  • 最終的に収穫まで到達

特別な道具がなくても、家にある容器を活用すれば手軽に始められるのが水耕栽培の面白いところです。

一方で、実際に育ててみると、セロリは想像以上に大きくなり、香りもかなり強い野菜だと感じました。

また、成長に伴って吸水量も増えるため、水切れにも注意が必要です。
特に株が大きくなってからは、水位管理が収穫まで育てるうえで大事なポイントになりました。

これからセロリを室内で育ててみたい方は、育成スペース・置き場所・水位管理・香り対策も意識しておくとよさそうです。

途中で苦労した場面もありましたが、最終的には収穫までたどり着くことができ、土付き苗からでも水耕栽培でセロリを育てられることがわかりました。
これから土付きのセロリ苗を水耕栽培で育ててみたい方の参考になればうれしいです。

※セロリの香りが少し苦手という方は、リーフレタスや水菜、チンゲンサイなどの葉物野菜から始めてみるのもおすすめです。
こうした葉物は、比較的育てやすく、室内でも取り入れやすい野菜です。
気になる方は、こちらの栽培記録も参考にしてみてください。
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