
水耕栽培を始めようと思ったとき、意外と悩むのが「ちょうどいい容器がない」ということです。
市販の水耕栽培キットは便利ですが、サイズや形がぴったり合わなかったり、家にある材料でなんとかできそうだったりして、「もっと気軽に始められないかな」と感じることもあります。
そこで今回は、LaQを使って水耕栽培用の容器を自作してみることにしました。
LaQは子どものおもちゃというイメージが強いですが、形を自由に作れるので、ちょっとした栽培容器づくりにも意外と向いています。
しかも、子どもと一緒に組み立てながら楽しめるので、栽培そのものだけでなく、準備の段階からワクワクできるのも魅力です。
今回は、育てやすくて成長も早いラディッシュ(はつか大根)を、この自作容器で育ててみることにしました。
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なぜラディッシュを選んだのか
家庭菜園や水耕栽培を始めるとき、最初に悩むのが「何を育てるか」です。
その点、ラディッシュはかなり優秀です。
- 発芽が早い
- 成長が早い
- 比較的コンパクトに育てられる
- 子どもにも変化がわかりやすい
特にラディッシュは、葉だけでなく根の部分がふくらんでいく様子が見えるので、育てていて変化を感じやすい野菜です。
「ちゃんと育っている」という実感が得やすいため、子どもと一緒に育てる題材としても相性がいいと感じています。
さらに、収穫までの期間も比較的短く、うまくいけば50日ほどで収穫できます。
長く待ちすぎずに結果が見えるので、家庭でのちょっとした栽培体験にぴったりです。
今回使ったもの
今回の自作水耕栽培で使ったものはこちらです。
- LaQ
- 排水溝ネット
- バーミキュライト
- ハイドロボール小粒
- ラディッシュの種
- 微粉ハイポネックス(本葉が出てから使用)
材料はかなりシンプルです。
LaQで容器のフレームを作り、その内側に排水溝ネットをセット。培地としてバーミキュライトを入れ、表面にはハイドロボール(小粒)を敷きました。
LaQのフレームは構造上どうしてもすき間ができてしまいます。そのままバーミキュライトを入れると流れ出てしまうため、排水溝ネットを内側に仕込むことで培地の流出を防いでいます。
栽培方法としては、完全な液体のみの水耕栽培ではなく、発芽初期は培地で苗を支え、根が十分に伸びてから水耕管理へ移行するスタイルです。
この方法なら、発芽直後の不安定な時期でも苗が倒れにくく、管理がしやすいため、これから水耕栽培を始める方にも扱いやすいと感じています。
使用した種の品種
サカタのタネ
-ハツカダイコン さくらんぼ 赤くまん丸な美しいラディッシュ
(特長)赤くきれいに丸くなり、さくらんぼを思わせるハツカダイコンです。サラダや料理に彩りを添え、他の色のハツカダイコンと組み合わせて栽培すると楽しさが増します。
トーホク育成
-キスミーはつか大根 赤と白の可愛いミニ大根
(特性)赤と白のコンストラクトが美しい、サラダや甘酢漬けに利用できる可愛いはつか大根です。栽培は短期間ですし、プランターでも手軽に作れ家庭菜園に最適です。
LaQ容器のよかったところ

実際にLaQで容器を作ってみると、思っていた以上に便利でした。
一番のメリットは、サイズを自由に調整できることです。
市販容器だと「深さが足りない」「ネットを置きにくい」「種をまくスペースが狭い」といった微妙な不満が出ることがありますが、LaQならそのあたりをかなり柔軟に調整できます。
例えば、
- 栽培スペースの大きさを変える
- 高さを少し上げる
- 排水溝ネットを固定しやすい形にする
といった工夫がしやすいのが魅力でした。
また、子どもにとっては「栽培容器を作る」という工程自体が遊びになるので、育てる前から参加しやすいのも大きなメリットです。
「種をまくだけ」よりも、
「自分で作った容器で育てる」
という体験のほうが、より思い出に残りやすいと感じました。
生育の様子
🟢 栽培1日目

LaQでの栽培は初めてなので、カブ型とダイコン型で挑戦してみることにしました。
栽培の流れとしては、最初から容器にたっぷり水をためるわけではありません。
発芽後しばらくは、根がしっかり張るまでは上から水を注いで管理します。
この段階では、バーミキュライト全体が適度に湿るようにしながら、乾きすぎないように注意します。
逆に、常にびしょびしょの状態にすると、種や根に負担がかかることもあるので、湿り気を保つくらいを意識するのがよさそうです。

発芽してきました。
🟢 栽培6日目
発芽が揃いはじめ、双葉がしっかりと開いてくる株も確認できました。
🟢 栽培9日目
太陽光を浴びてのびのび育ってきました。さらに根がしっかり下へ伸びてきたら、次の段階に移ります。
🟢 栽培13日目
根っこの状態を確認すると、LaQ容器を飛び出して根が張っていることを確認しました。
この段階では、容器の下に水をためて、根が下の水に触れられる状態を作ります。
水位の目安は、LaQ容器下から5mmほど水が触れるくらいです。
ここで大事なのは、水を入れすぎないことです。
常に培地全体が水に浸かっているような状態だと、空気が不足しやすくなり、根の状態が悪くなることがあります。
そのため、
「少しだけ水に触れる」
くらいの管理がちょうどよさそうです。
根が水を求めて伸びていくことで、より水耕栽培らしい育ち方になっていきます。

このタイミングで間引きを行い、微粉ハイポネックス1000倍希釈の管理に切り替えました。間引きしたものはサラダに混ぜておいしくいただきました。
🟢 栽培21日目
本葉が展葉してきました。ここで茎が露出してきましたので、土寄せとなるバーミキュライトを追加しました。そのままLaQ容器に加えるとこぼれるため、一段LaQをつないで高さを出してからバーミキュライトを加えました。
🟢 栽培27日目
ラディッシュは光を十分に当てないと徒長するため、日当たりがよい2階の窓際において育てました。
※光量が不足すると、生育が遅くなったり徒長しやすくなる野菜があります。うちベジで育てた中でも、光量によって生育差が大きく出た野菜は、こちらでまとめています。
小松菜は水耕栽培で育つ?ダイソーの丸葉小松菜で室内栽培してみた
中葉しゅんぎく水耕栽培|ダイソーの種で挑戦!


ラディッシュ栽培の一番楽しいところは、やはり根の肥大が目に見えてわかることです。
最初は小さな芽だったものが、葉を増やしながら少しずつ株元を太らせていき、やがて「ラディッシュらしい形」になっていきます。
葉物野菜の場合は「大きくなったかな?」という変化がややわかりにくいこともありますが、ラディッシュは見た目の変化がはっきりしているので、観察していて飽きにくいです。
子どもと一緒に育てるなら、
- 何日で芽が出たか
- 葉が何枚になったか
- いつ根がふくらみ始めたか
などを記録していくのも面白そうです。
自由研究のような感覚で楽しめるのも、この栽培のいいところだと思います。
🟢 栽培48日目

育てる環境にもよりますが、ラディッシュは比較的早く育つため、およそ50日ほどで収穫可能です。
もちろん、光量や気温、水分管理によって多少差は出ますが、うまく育てば短期間でしっかり楽しめます。
短期間で収穫までいける野菜は、途中で飽きにくく、失敗しても再チャレンジしやすいのが魅力です。
「まずは何かひとつ育ててみたい」
「子どもと一緒に楽しめる栽培をやってみたい」
そんなときには、ラディッシュはかなり始めやすい選択肢だと感じました。

LaQ容器の幅サイズの大きさに成長してきたので、大きいものから収穫します。

左がラディッシュ、右がミニ大根です。しっかり育ちました。

今回は6株の収穫です。

培地の汚れを軽く洗い流すと、株はきれいな赤色をしていました。発色も良く、生育は順調でした。
まとめ

今回のように、LaQで水耕栽培容器を作る方法は、実用性だけでなく、楽しさもあるのがよかったです。
ちょうどいい容器が見つからないときでも、工夫次第で意外となんとかなるものですし、
「家にあるもので育ててみる」という体験そのものが、栽培の面白さにつながると感じました。
今回使った主な材料は
- LaQ
- 排水溝ネット
- バーミキュライト
というシンプルな材料だけでしたが、ラディッシュのような育てやすい野菜なら、十分チャレンジできそうです。
まずは根が張るまでは上から水やり、
その後はLaQ容器下から5mmほど水が触れる管理へ移行。
この流れを意識しながら育てていけば、ラディッシュが徐々にふくらみ、約50日で収穫まで楽しめるはずです。
「水耕栽培をやってみたいけれど、容器がしっくりこない」
そんな方は、LaQで作る自作容器を試してみるのも面白いかもしれません。
子どもと一緒に、遊び感覚で始められるラディッシュ栽培。
気軽な家庭菜園の第一歩として、なかなかおすすめです。
※うちベジでは基本的にスクエア収納ボックスを利用して水耕栽培をしています。次回はLaQ容器を改良し、スクエア収納ボックスを利用した水耕栽培に挑戦したいと思います。
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