
良いブドウを収穫するためには、休眠期である今の時期からの準備が大切です。今回は芽出しをそろえる目的で、「メリット青」を木に塗布しました。(2026年2月14日 天候:晴れ)
メリット青とは、株式会社生科研さんから発売されている葉面散布肥料です。メリットシリーズには青・黄・赤の3種類があり、それぞれ用途が異なります。その中でもメリット青は窒素成分が強化されており、マンガン・ホウ素・鉄・銅などの微量要素も含まれています。主な効果としては、・萌芽の促進・芽揃いの改善・展葉の促進などが期待されています。
メリット青のサイズと価格
メリット青は液体肥料で、1kg・6kg・20kgのサイズがあります。家庭菜園であれば1kgサイズで十分使用できます。価格はAmazonで1kgあたり約2,800円ほどでした。なお、「メリット」とだけ検索するとシャンプーが表示されることが多いため、購入する場合は「メリット青 園芸」と検索するのがおすすめです。
家庭菜園だと、1kgでも1年で使い切ることはできない量です。写真は2年前に買ったものです。
品種ごとの希釈方法について

ブドウ芽出しパンフレットを参照すると、
巨峰・ピオーネ:原液処理が有効。
デラウエア:2倍液を結果母枝へ十分に塗布または散布とされています。
塗布時期は露地栽培の場合、1月上旬〜2月上旬が目安です。
今回、我が家では、シャインマスカット、BKシードレス、ヌーベルローズについては、中玉〜大玉品種で巨峰に近い性質と考え、原液を塗布しました。一方で、クイーンセブンは小玉〜中玉サイズのため、デラウエアに近いと判断し、2倍液を使用しています。
YouTubeで情報発信されているブドウ農家さんの方法を見ると、原液・2倍液ともに使用例があり、地域や樹勢によっても判断が分かれるようです。今回の結果を見て、萌芽時に悪影響が見られる場合は、来年以降濃度を見直す予定です。
塗布方法と考え方

塗布に必要な道具は、容器とハケだけで十分です。YouTubeでは芽の部分のみ塗布や霧吹きで散布している例も多く見られますが、家庭菜園では塗布面積が限られているため、今回は芽だけでなく枝にもハケで塗布しました。我が家では10分くらいで処理完了です。

2025年に発芽しなかったと思われる節にも、発芽を期待して塗布しました。
ブドウには「頂芽優勢」という性質があり、枝の先端の芽から優先的に成長します。そのため今回は、あえて先端の2芽は塗布せず、先端から3芽目以降、基部に向かって塗布しました。

2025年4月の写真↑
昨年の栽培では、先端の芽は特に処理をしなくても強く生育する一方で、中間から基部に向かって萌芽が遅れる傾向がありました。その結果、先端2芽を摘むことで全体の生育バランスを調整した経緯があります。その分、収量は2芽分減ることになりました。
(今思えば、家庭菜園の規模であれば先端2芽を摘む必要はなかったと反省です。この後、ジベレリン処理のタイミングを一斉に合わすため、ブドウ農家さんでは重要な作業と位置付けられていると思いますが、家庭菜園であれば、そこまでシビアにならず開花時期に合わせてジベレリン溶液を作ればよいと思いました)
※芽キズのつけ方の記事もありますので、参考にしてもらえれば幸いです。
【ぶどうの芽出し準備】休眠期に芽キズ処理|萌芽をそろえる家庭菜園の管理方法
保管時の注意点
メリット青1kgは家庭菜園では1回で使い切れないと思いますので、使用後は容器を立てて冷暗所で保管しましょう。容器を横にすると液漏れの原因になるため注意が必要です。
まとめ
- 休眠期からの管理が大事:芽出しをそろえて良いブドウ収穫へ
- メリット青の効果:芽揃い促進・展葉促進・微量要素補給
- 希釈と塗布
- 大玉品種 → 原液
- 小玉品種 → 2倍液
- 枝全体にハケで塗布、先端2芽はあえて避ける
- 保管:使い切れない場合は容器を立てて冷暗所で保存

